今年の氷室もお陰さまで昨日無事終わりました。
加賀藩が氷室に貯蔵していた雪氷を幕府に献上した日にちなみ、この日に氷室饅頭を食べると無病息災で過ごせると云う習わしによって7月1日には、金沢の人は勿論全国にいらっしゃる金沢ゆかりの人達が必ずや召し上がられたものと思っています。
夏の習わし第二弾は、土用餅・・・
今年の土用の入りは7月20日で26日が『土用丑の日』ウナギを食べて夏を乗り切るのは全国共通の習わしとなっていますが、ここ金沢では昔からその他に土用餅と云って【ささげ餅・笹餅】を娘の嫁ぎ先に贈ったものです。
最近では、菓子工業組合青年部の人達が中心に「餅を小豆餡で包んだ土用餅を食べましょう!」と推奨している様です。
(当店では、昔ながらにささげ餅・笹餅を贈られる事をお勧めしております。)
「夏に餅を食べるのは・・・」と思って居られる方も多いでしょうが、食欲が無い夏こそ餅菓子を食べて元気に過ごして頂きたいと思っています。
これからは生菓子屋にとって長い夏休み、店主の心はすでに信州の山へと羽が生えて飛んで行ってます。。
夏は、「山頂の饅頭屋」って云うのもいいんじゃな〜い!?