今年も6日〜8日迄「第74回金沢百万石まつり」が行われ、天気にも恵まれた今日は百万石行列で賑わった。
それに先立ち、昨日は「加賀藩前田家歴代藩主追善法要」が、小立野の天徳院で営まれた。
例年行列の前日に、小立野にある前田家ゆかりの四寺院が、浄土宗、曹洞宗、日蓮宗と宗派の壁を越えて、回り持ちで営んでいる。
中でも天徳院は、3代藩主利常の正室珠姫の寺として知られているが、今年は珠姫の肖像画が飾られた横で法要があった。
肖像画を描かれた末松智先生が、球姫輿入れの時に発案された「五色生菓子」を、絵の前に飾りたいと望まれた。
法要の世話を小立野社会福祉協議会がしていて、いつもは「50個以上でないと」と言っている店主だが、頼まれて作ることになった。
飾るとなると箱ではと、私の嫁入り道具の御重を探し出し、重箱に20個を昔のように並べて飾った。
五十年程前の嫁入りの時、五色生菓子と赤飯を詰め、親戚や近所に配ったと思い出し、道具を持たせた亡き両親の顔が浮かんだ。
店主が寺へ持って行くと、世話をする年配の婦人達が懐かしがっていたそうで、五色生菓子と共に道具も衆目を集めたようだ。
余分に作られた「いがら」と「蒸し羊羹」も、店頭に並べると珍しがられ早々に売れ、気疲れはしたが良い一日だった。。
これで五色生菓子が見直されたら、何て事にはならないねぇ〜