寒い日が続きストーブが片付けられないと云いながらも暦は六月、今日から衣更え・・・
今年の五月は本当に色々な事があり、衣更えと共に新たな気持ちで日々暮らしていかなければと思っています。
店頭には葛餅・笹餅・ささげ餅と夏の生菓子も並び、ここしばらくはまきだんごや饅頭など各種生菓子が揃っています。
店主は例年の様に今年も笹をとりに行っていますが、昨年まで一番最初に行っていた所が整地され笹が刈られていたりで年々笹の調達も難しくなってきている様で、そのうちヨモギや笹を庭にでも植えなければならない時が来るかもしれません。。
今年も59回目の『百万石まつり』が6月4日〜6日に行われます。
数あるまつりの中でも金沢の初夏を彩る時代絵巻として全国的にも知られる様になりましたが、私の子供の頃には祭りと云えば氏神様の祭りの他『百万石まつり』ぐらいで尾山神社をぐるり取り囲むヤシの店、境内の見世物小屋や輪投げなど遊戯小屋に連れて行ってもらい、家では田舎から見物に来ている親戚の人とごちそうを食べたりで楽しみな一日でした。
利家公役・お松の方役が俳優女優から選ばれる様になってから数年経ちますが、その前は商工会の人やデパートの店員の方が選ばれていて、それはそれで親近感があって他の出演者と共に知っている顔を行列の中で見つけるのを楽しみに見物している方も多い様でした。
【珠姫の寺】として知られている天徳院が地域の中にある小立野では、奥方行列・珠姫行列に参加する人を地域で募集していて、その昔『飴売り』として店主も参加した事があり小さかった子供達を連れて見に行きました。
あいにくの雨(梅雨の頃行われる百万石行列は雨の事がよくあり)、寒がってトイレに行きたいと云う子を連れ人混みの中を行ったり来たりで、奇抜な化粧をして歩いて来た店主を見つけて大笑いした後はグッタリして帰った事を思い出します。。
音楽パレードで行進している娘を見に行ったりと子供達が小さかった頃は、祭りで忙しかった店を姑にまかせて場所取りまでして見に行ったものでしたが、ここ十数年はテレビで楽しんでいます。
華やかだった商工パレードもなくなり、店の前を太鼓を打ち鳴らしながら通って行った農協の装飾トラック数台も今年は出ない様です。
イベント慣れで目の肥えた人達に満足して頂く為、次々と新しい企画を打ち出している実行委員会の方々のご苦労には頭が下がります。何故か『まつり』って聞いただけでウキウキしますね。。
舅が女装して出たという商店街の仮装行列、貴方がやったら楽しいかも!?