前夜来の雨で朝から天候が心配されましたが、朝早くからお手伝い頂いた方々のお陰で六張りのテントも立ち並び《金沢山里朝市回廊連絡会》所属の五団体の朝市が新鮮な野菜・果物・山菜・餅などを並べられ、9時の開催を待ちかねた人々が次々と買い求めていらっしゃいました。。
店主はこの朝市開催に心を残しながらも、前日伊勢市で開催された「第52回全日本花いっぱい伊勢大会」で、石引商店街が受賞した“全日本花いっぱい連盟賞”を頂く為30日の朝、市役所前からバスで出発して行き不在でした。
【広見】と云われても金沢以外の方には分からないかもしれませんね。
金沢市には『金沢市における広見等のコミュニティ空間の保存及び活用に関する条例』と云うものがあり、昔から築いてきた自然や歴史、文化を背景にした豊かな人間関係と地域の連帯感を、近年の生活スタイルの変化や価値観の多様化によって希薄になった地域のつながりにコミュニティ空間を保存・活用する事で、次世代に継承し地域の絆や連帯感を醸成する為図られた条例だそうです。
【寺社等の境内】【袋小路】【わき水】【用水】【広見】と5つ挙げられたコミュニティ空間の中、金大付属病院前の市道を整備して4月19日に竣工したこの【石引の広見】は、藩政時代に造られた用水【辰己用水】のせせらぎを引き込んだ親水空間で憩いの場としての活用を早くから検討されており、今回の朝市は初イベントとして期待される中開催されたもので参加出来ない店主は後ろ髪を引かれる思いだった様です。
小雨混じりのあいにくの天気でしたが、当組合の婦人部の方々が作った11種類の野菜入りめった汁が250人分振る舞われた事や、ベコニア・タイタンの花苗200鉢が来場の皆様に配られた事で、地域の皆様は満足して帰られたのでは・・・
野菜など販売品もほぼ売り尽くし、朝市が終わる頃には雨も上がりすっかり片づけられた【広見】を見て、理事長不在でもイベントは無事終わる？と感じた半日でした。。