OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで30数年、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 包 菓 子・・・ 』

四月になり人々が新しい一歩を歩み出した頃、色々な組織も年度初めとなり五月にかけて総会が行われます。   
各種団体の総会など組織を運営する人達にとっては区切りの会と云う事で、総会後の宴席を設けたり出席者にお土産を持たせたりとそれぞれに頭を悩ませるところです。。      
 
 毎年この時期になると当店にも、包菓子と云って総会用の茶菓子の注文を頂く様になります。    包菓子 

 一包300円〜500円程度で、金額によって中に入れるお菓子を考えるのが楽しい作業となります。      
 夜行われる会合の注文に生菓子を入れるのは少し気がひけますが、ポリに包み込んだりして少しでも硬くならない様に生菓子を2〜3品入れ、後は柿山・羊羹・チョコレート・飴・せんべいとその時々によって考えています。
何分にも同地域での会合で、組織は違っても集まる人達は同じと云う事が多く何種類かの包菓子を用意しなくてはならず当店の様に品数の少ない店にとっては大変・・・
   
 それでもどんなお菓子が喜ばれるかと考えるのは楽しく、初売りの福袋の様に開けるのが楽しみな包菓子をと心がけている。。
 店主も、あちらこちらの総会に出席して色々な菓子を頂いて来るので、姑と私は研究の為?美味しく頂いております。
 
 当店も現在の建物になる前は、店頭に袋菓子やチョコレート・進物箱入り菓子など数種類の菓子を置いていましたが、店が狭くなったのを機会にケースも小さくなり菓子類も少なくしました。   すはま
 
 今思えば袋菓子はスーパーやコンビニで買う、品物には賞味期限が明示されるなど商売の形態も変わりつつある時期で、生菓子を中心にとはっきり決めて良かったのではと思っています。。

 わずかに置いてある菓子の中でもお客様に喜ばれ、たびたび求められる物もあります。
         右の菓子は【すはま・・・330円】で、一度に五袋ぐらい買われる方もおられます。
          城下菓子  餅すはま   〈甘納豆司 加賀製菓〉
                  材料・・・大豆・砂糖・水飴

  

そろそろ包菓子に入れる新しい生菓子考えようと思いませんかねぇ〜!!


2008/5/13

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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