四月に入って桜の開花もちらほら聞こえてくる中、金沢では7日に小・中学校8日に高校と入学式が続き、当店でも赤飯や饅頭の注文を頂き忙しい数日を過ごしました。
市街地の小学校はどこでも新一年生は2〜3クラスと少なくなったそうで、当店前を通る新入生の親子連れの姿もめっきり少なくなり少子化も身近に感じられる時でした。。
そんな忙しい中でも店主は、春休みで香港から来て一人で滞在中の孫息子を遊びに連れていったり、餡を炊きながらも相手をしたりと慌ただしくも楽しい日々を過ごしていました。
私は4月12日に孫息子を連れ帰る為16日まで思いがけず香港へ行く事となり、15日に行われた孫娘の小学校入学式に出席する事が出来ました。
我が子の時以来何十年振りかの入学式、それも日本人小学校とは言え外国での入学式・・・
当日、緊張した顔の孫娘を連れ娘夫婦と共に小学校へ向かいました。
金沢の様に歩いて行ける地域の小学校とは違い、登校が始まるとグループ毎にスクールバスに乗り合わせて登下校すると云う遠くにあり、曲がりくねった坂道をタクシーで揺られながら上りつめた所にある“香港日本人学校小学部香港校”での入学式は、国旗が三枚(中国・日本・香港)並べられた壇上では来賓の日本大使館の方も祝辞を述べられたり、父兄席では着物姿こそ見受けられないものの落ち着いた中にも華やいだ雰囲気が漂い良い入学式でした。。
手前物の赤飯でも祝ってやれず可哀想に思っていましたが孫娘の晴れ姿を見る事が出来、忙しい中こころよく送り出してくれた姑や店主、共に出席する様に勧めてくれた娘夫婦に感謝です。。
四月は各町会の新年度総会も開かれ、包菓子の注文も有り中に入れる花見団子を今年も数回作りました。
当店の花見団子は杵搗きの団子で、上新粉をこねて蒸して搗いて冷ました後又砂糖を混ぜて搗いてと二回杵で搗き、丸めて串にさした後蒸して出来上がりと手間がかかりやはり一日でかたくなってしまいます。
何日も柔らかいスーパーやコンビニで売られている団子とは違いますが、「これでなければ!」と待ってるお客様も居られ花が散るまでの短い間ですが作りました。
さくら餅も花見団子も終わり、次は柏餅・まき団子と四季折々の日本はやはり好い所です。。
魂の抜け殻みたいになって、これから総会が次々と続くよ!