遅かった梅も桜と共に咲き揃い、毛布をかたずけストーブも終い家の中から冬の物が一品ずつ姿を消していきます。
14日・15日に春の一般開放となった金沢の水道の基、桜もまだ蕾の【末浄水場園地】へ15日朝見学に行って来ました。
店主や私の小学生の頃には定番の遠足地で、リンゴ畑や田畑の中遠くに犀川を眺めながら歩いて訪れた記憶がありますが、町の一角に学校が立ち並び道沿いには住宅も増えあの頃の風景とは一変していました。
けれど金沢市民に美味しい水を届ける為に美しく整備された園内を見て、久々に清浄な空気を吸い心地良いひと時でした。
京都在住の兄嫁は金沢に来ると何時も一番に水道の水を飲み「本当に美味しい!」と云っています。菓子屋にとっても水は大切なものと思っていますので『美味しい金沢の水道水』をお願いしたいです。
20日の『穀雨』も過ぎ兼六園や近郊の山々の桜も満開から葉桜に変わり、ひと雨ごとにむせる様な若葉の五月を迎えます。
店頭の品物も柏餅・まき餅と端午の節句へと入れ替わり、お客様に「何時から作るの?」とお待ち頂いたまき餅は夏の品物に替わるまで作ります。
また小立野の各神社の春祭りも椿原天満宮が明日から始まり5月1日〜3日石浦神社14日〜16日上野八幡神社と続きます。
饅頭屋を営む事で一年の行事を肌身で感じ、人々が日本の四季の中で自然に感謝し日々の生活に喜びや儚さをみいだし潤いを大切にしてきた事を思うと先人に敬服・・・
この古き良き風習を絶やすわけにはいかない!と改めて饅頭屋の使命?を感じています。。《少し大げさ!?》
冬と夏しかない貴方の衣更えも、いよいよ夏だね!!