一月もはや20日を過ぎ、心配していた雪も積っては融け融けては積ってと降雪時のノロノロ運転で車の渋滞には困っていても、生活には今のところ大きな影響もなく一安心です。
とは云っても私は今全館暖房がきいた中で、窓の外に広がる冬枯れの卯辰山を背にした家々の屋根に積もる雪を見たり、時折激しく吹雪くさまや、どんよりとした雲におおわれたり、青空に冬雲が流れる空を見て寒さ知らずの別世界に居ります。
十数年ぶりに受けた健康診断で昨年末に癌が見つかり、暮れの餅搗きを無事済ませて年明け早々入院手術。
高血圧の薬を常時飲んでいる店主を見て困ったものだと思っていたのに、まさか自分が病気!?
まるで他人事の様に実感がわかない中、身体にはしっかりと傷跡が残り今後の治療指導を受け、受け入れざる得ない現実・・・
店主は入院するにあたり「長いこと頑張って来たんやし一休みと思え!」と云ってくれましたが、『手術を前にどうなるか不安に思ってるものにむかい本当にデリカシーのない言葉!』と腹を立てていましたが術後は順調な回復で、今は云われた通りの〈一休み〜〉状態で養生させて頂いている事に感謝の日々を過ごしています。
病気と分かってからは姑を始めとする大勢の方々に心配をかけ又お見舞い頂き、このご恩は元気になって必ず返さなくてはと心から思っています。。
思えば二カ月余りの間に、自身の心の中で地獄と天国を見た様な気がしています。
今迄、家族が元気に過ごしている事を当たり前に思っていましたが入院して様々な病気で入院中の人達と話す中 、健康に過ごせる事の有難さや人の痛みに心を寄せる事の大切さを学ぶ事が出来たのは、これから家族が高齢化してゆく中本当に貴重な時を持てたと思っています。
これから私は5年10年と長い完治猶予期間を病気と向き合ってゆく事と成りますが、感謝の気持ちを忘れず前向きに明るく過ごしてゆきたいと思っています。
最後に「皆さん健康診断は受けて下さい!!」、大きな病気でも健康で体力がある時に見つかれば、すぐに治療出来早い回復も望めると思いますので。。 (試験外泊日 家にて)
話す相手もなく、一人飲んでる姿が気がかりだったよ〜