1月26日は旧暦(太陰暦)の元旦で、香港土産のカレンダーでは28日までが休日となっています。
香港に駐在中の娘の話では、商社勤めの娘婿は29日から出社するものの孫達の幼稚園は月末まで休みとの事、街中は「春節」を祝い赤いランタン(提灯)で飾られ、爆竹が鳴らされ花火が上がり、ホテルやマンションではシンバル・太鼓・銅鑼が鳴り響く中ライオン(獅子舞)が舞う姿が見られるそうで、昨年は怖がっていた孫達も楽しみにしている様です。。
中国では正月を祝う為に故郷に帰り一族が集うそうですが、金融危機の波は中国にも押し寄せている様で新聞には暗いニュースが多いそうです。
解雇され全財産を抱えて帰郷の為駅に集まった出稼ぎ労働者「農民工」の人達などもいてごった返す中、チョット目を離した隙に置き引きに合い帰るに帰れず、駅で荷物の運び屋をして手間賃稼ぎで電車賃を貯めているが、何時帰れるか分からない・・・電話の無い故郷の家で待つ家族に連絡を取る事も出来ず、心配して待ちわびているであろう家族の元へ一日も早く帰れる様頑張っている。と云った話など読んでいて涙が出る様な話が沢山載っているとの事です。
日本でも年末から正月にかけ、解雇され都市部で年越しをした人が大勢いたと云う話は報道されていますが、家族がいて連絡したくても出来ない地方が有るなんて現代の日本では考えられない事だと思います。
世界的な不況の中大変な思いをして過ごしている人達がいる事を知ると、商売も厳しい時期ですが店を開ける事が出来お客様に来て頂いている事に本当に感謝して行かなければと思っています。。
店主は、この月幾つかの新年会に出席しています。
商店街のお世話をさせて頂いている今挨拶に立つ事も有り、私も一緒に出席した時など店主以上に緊張します。
思えば15年程前、同業者の結婚式に招待され祝辞を頼まれた時の店主は、事前に書店で挨拶の本を読んで準備したものの、当日の式では新郎側の主賓でトップバッター!その頃流行り出したビデオのカメラを向けられライトを浴びマイクの前で頭の中は真っ白!?司会者に助けられながら散々の祝辞だったらしい・・・
それ以来、事前に考える事もせず美辞麗句は自分に合わないと悟った様で、金沢弁混じりの挨拶も経験を積むうちに自分なりに納得出来るものと成っていった様です。
どんなに考え覚えた挨拶でも、書いた文章を読む以外は話し終えた後に一つや二つは言い忘れた事が有ったと気付くものだから、身の丈に合った挨拶が良いのだろう。「モットーは、思った事を素直に短く!!」
金沢弁と云えば、秋に一般公募して128点の応募の中から選ばれた金沢の方言や昔から伝わる心配りや所作を『登録 金沢しぐさ』としてDVD・小冊子として制作したそうで、小冊子は春から駅や観光施設に配布して金沢を知って頂き観光に役立てたいとの事だそうです。
お菓子に関連しては、お客様にお茶菓子をお出しする時に半紙を二つ折りにして載せ、お帰りになる時この半紙に包んでお渡しするのは金沢独特のもてなしの心と聞き、子供の頃から当たり前と思って来た事の数々を改めて学び直す良い機会と思いますし金沢検定と共に話題にもなっている様です。。
昨年の夏、娘達家族が一時帰国し帰った後一人で残り二週間ほど私達と過ごした孫娘は、店主と電話での会話の後暫くは金沢弁のイントネーションが混ざった変な言葉で話す事が続くそうです。。
「あんやと」が標準語と云い張ってるけど、皆様に分かって頂ければ「有難う」だね!!