3月11日は東日本大震災12日は栄村地震から一年と云う事で、テレビや新聞では遅々として進まない復興と災害に遭われた方々の今だ癒えない心の傷、それでも再生へと立ち向かう日々が報道され見て読んで涙が出ました。
3月25日は能登半島地震から五年目と、3月は旅立ちの時とともに近くは鎮魂の時ともなった様です。
何があっても時は流れ今頃は、例年の様に金沢美術工芸大学を受験する若者が店の前を通って行き帰りにはバス停の前が長蛇の列となっています。
雛祭りが終わると卒業⇒春の彼岸⇒入学と行事が続き、当店も街の様子も少しずつ活気が出て一年の活動の始まりと云った思いがします。
確定申告の手続きの時「お菓子屋さんは何処も大変やねぇ〜。」と同情されたりで、生菓子屋にとっては厳しい時代ですが『菓子は生き物』『食べて無くなる芸術品』と生菓子造りは我が子を慈しむようにと云われた先人の教えの元、当店では「その日に造ってその日に食べて頂く」を信条として商って行くしかないと思っています。
地元の石引商店街では先頃、美大生に依頼して商店街の新しい“マップ”を作成しました。
地元の人は勿論、新しく移り住む人達など少しでも多くの人に商店街の店々を知ってもらおうと知恵を絞っている様です。
お立ち寄りの際、店先に置いてありますのでお持ち頂き活用して下さい。
肉親や家や職場など多くのものを失いそれでも一生懸命生きてる人がいる事を思えば、日々店を開けて商える事に感謝の気持ちを持って過ごさなければと改めて思うこの頃です。。
晩酌してテレビ見て、そのうち鼾なんて申し訳ないねぇ〜