今年も生菓子組合の正月餅ポスターを張り出し餅の予約受付を始めて、20日からはお客様の来店と電話の注文が重なったりで腰の重い店主も応対に駆り出されています。
例年ご注文頂くお客様に加えて、少し遠くから「取りに行く」と云って頂く予約もあって『これはホームページのお陰!?』とニンマリしています。
最近は洋菓子屋さんでも餅搗きの宣伝をしていたり、生産団体でも餅搗きイベントを企画していたりと今年最後の土・日は各所で『搗きたての餅をどうぞ!』とチラシやテレビでの宣伝が行われている様です。
お客様が、どんな店でも選べる時代に当店にご注文下さる事を何時もながら感謝しています。。
ここ数年の間に地域の人達の変動も大きく、車一台やっと通れる道に沿った家々は駐車場や空き家が多くなり何軒もあった配達先が無くなった通りもあります。
仕事場の棚に並びきれない程あった鏡餅も、ここ数年にかけて大きな鏡餅は数える程となり少しづつ小さなものに、二十数年前当時手伝いに来ていたおじさんが「ねえちゃん、こんな見事に並んどる鏡餅写真に撮っといたら!?」と云ってた時に記念撮影すれば良かったと悔やんでいます。
今は手ごろな大きさの鏡餅になって、毎年暮れに東京から帰省して手伝ってくれる娘が姑に習って器用に作っています。
世の中の変化と共に当店でも、姑は歳を重ね店主も私も還暦を過ぎ長年手伝いに来ていた人も一人減り二人減りで、今では慣れた手伝いの人は一人となり息子・嫁・娘・店主・姑・私と家族だけで暮れの餅搗きをして大晦日までになんとかお客様にお届けしており、時代の流れに沿って商っていくしかないと思っています。
今年も一年間“ぼやき”にお付き合い頂き有難うございました。次代になんとか繋げる商いをと店主共々頑張らなくてはとも思っていますので、来年も宜しくお願い致します。
餅搗き前になるとあちこち痛いと云う貴方、毎日油(酒)は注してるでしょうに!