2006年に娘婿が香港へ転勤になって以来、五回目にして初めて秋の香港へ11月7日〜11日まで渡航しました。一人旅は三回目と云っても毎回違った状況での旅、出かけて帰るまではドキドキの連続です。。
今回は、「ランドセルを持って、幼稚園最後の運動会を見に来て!」と来春一年生になる孫娘からの電話で店主は、旅行社で格安チケットで行けるのを聞いて来て「行って来い!」
航空会社は“エアーインディア(AI)”、(AI)の飛行機で来ると聞いた娘の友人達は「本当に大丈夫?」と声を揃えて云ったらしく、時間通り飛ぶか?預けた荷物は無事出てくるか?機内食は?など娘の心配は尽きず、去年の店主渡航時の数々のアクシデントにも懲りず「また格安!?」との思いもあった様です。
7日に関西空港から、ムンバイからの折り返し便で時間通り午後1時に飛び立ち夕方香港へ到着(飛行機はニューデリーへ)。
今まで乗った飛行機に比べ小型とは云えムンバイから飛んで来たんだから・・・
皆が「エェー!」と云うだけあって搭乗客は少なく隣も空いていて気分的にゆったり、設備は質素で古びているけどそれなり、食事もまあ〜まあ〜で四時間程の搭乗には充分でした。
機内では『香港E/Dカード」も無事貰い記入、ここでインフルエンザ流行以来か健康調査表も記入する様に渡され、今回初めて持って行った『電子辞書』と控えていった娘の連絡先が役立ちホッとした。ターンテーブルから出てきたトランクを見つけホッとして手荷物として持ち込んだランドセルと共に、指折り数えて待っていた娘達の元へ無事辿り着く事が出来ました。
翌日は1時間バスに乗り、娘いわく「私達も行った事が無い国境近くにある日本人小学校」が会場で行われた孫達の運動会へ・・・
我が子以来何十年ぶりかの幼稚園の運動会は、ビデオを回しカメラを撮る父兄を見て時代の違いを感じ、外国人の姿や11月なのに29度近くの蒸し暑さに異国の地を感じました。
三日目は孫達と一日過ごし四日目、私が香港へ行くと必ず観光の日を設けてくれる娘が、今回は上環(ションワン)へ連れて行ってくれました。
ガイドブックに必ず載っている『マンモー寺院(文武廟)』(香港最古の道教寺院で、天井から下がる大きな渦巻き状の線香。祭壇に文武両道の守護神の象徴として筆と剣が祭られている。)へ行き、『ヒルサイド・エスカレーター』と云って山手に上る〔動く歩道〕に乗り、階段を上ったり下りたりと歩いて歩いて骨董屋や何本もの細い路地に並ぶカフェバー・屋台・土産物店など珍しいものばかりで楽しい一時を過ごしました。
ビクトリア港を望む『フォーシーズンズホテル』の映画の一場面の様な中でフレンチ(ランチ)を頂き、仕事に励む店主と姑に「すみません!」と手を合わせていました。。
11日の帰国当日、午前7時半出発が9時半に変更となったがとりあえず空港で待つ事にして、出勤前に空港まで送ってくれた娘婿に搭乗手続きをして貰い搭乗エリアへ、(AI)から遅れたお詫びの朝食用にとHK$40の割引チケットを頂き割引対象店を探す。
広い空港内、ウロウロと探し回るが目的の店は見つからず手続き時点で決まっていない搭乗ゲートも気になり搭乗掲示を見ながら探す!諦めて何度も目に付いたカウンターへ、チケットが使える事を確かめてHK$55のモーニングを頼み食べた後HK$15とチケットを手に会計、突然足りないと云われ!?
結局HK$51払わされ、抗議の言葉も続かずに悔しさ倍増!探し回って誤魔化されてガックリとやっと掲示された搭乗ゲート前の待合席に座る。『お客様は神様!』の精神を持つ日本は希少価値と思う。でも英会話も出来ずに一人旅とは無謀なのかも・・・
日本へ着いてからも関空からの“はるか”が関西地方昨夜来の大雨の影響で速度を落としていて新大阪で乗り継ぎの“サンダーバード”に間に合わず、次を待って乗った“サンダーバードも近江近くで強風の為ノロノロ運転で20分遅れで金沢駅で待つ店主の元へ着いたのは夜7時半過ぎとなり12時間以上の旅となりました。。
「行きは良い良い、帰りは怖い」となった旅も今となれば良い経験。
相変わらず感動する香港の夜景、今回は真っ黒な夜空のはずなのに何故か雲がくっきりと見えてネオンの上に秋空の様な不思議な光景でした。
数々のアクシデントも有りましたが、商売は何と云っても人の数が多ければなんとでも成ると改めて納得した旅でした。人を呼べる様頑張らなくては!
私が留守の間、毎日注文が入ってたと云っているけど いない方がいいってか!?