店主が帰国して早10日を過ぎましたが、夜行で金沢を出発、香港にて二泊、夜行で金沢に到着との強行日程で、帰った朝から報恩講の餅・結婚式後の挨拶回りの饅頭・厄祓いの餅と少しづつでも毎日注文が続き、今だ香港ボケが治りきらない様子・・・
出発前の数々の出来事は前回の“OKAMI”でご紹介済みですが、出発時も「土曜の夜だから夜中でも家の前でタクシー止められる。」との店主の言葉を信じて夜中2時半過ぎ家の前に立ったものの、ここ小立野メインストリートは車一台通らない真空地帯化。。
思えば夜中の2時〜3時頃に街を見るのも滅多にない事で、動くものと云えば隣のコンビニに一人二人・・・
さすがにのんびりと構えていた二女も、車が何台か行き交う上の交差点までタクシーを求めて走った!私も店主と共に右往左往すること15分・・・結局店主自ら運転して金沢駅へと向かう!
「無事夜行列車へ乗り込んだ!」と二女から連絡の入るまでの長かった事・・・金沢で列車に間に合わなかったなんてシャレにもならない!!(※車は朝、長男が回収に。)
この時点から店主の緊張はすでに始まっていたらしく、出発前のアクシデントのせいで気不味い雰囲気の中出発した二女からは『緊張してる姿を見たら、手を差し伸べずには居られない!』とのメールが入った。
無事着いた関空の航空カウンターで荷物を預ける時トランクに一本入れたライターを、正直者の店主の返答によって取り出す羽目になったと二女からの電話・・・(※ライターは一本持っていたが、搭乗の時没収されたら香港で困る《香港にライターが無い訳でもないのに》と念の為入れておいたが、結局搭乗時に一人一本は持ち込めたとの事)
その後何事も無く無事香港空港にて孫達に会えたものと思っていたら、本人いわく「歩いていたら軍服?見たいの着た女の人に突然呼び止められ、色々云われたが分からないままに耳の中に何かを押し当てられそれを見てから行く様に云われた!」(※普通は気付かずに通り過ぎてるらしいけど、入国審査前の通路の途中にサーモグラフィーのゾーンが有るらしく体温の高い赤ちゃんが体温を測られる事があるらしく、店主は思ったより暑い気温と緊張で体温が赤ちゃん並みに上昇していたらしい。)
「入国審査の時色々云われサッパリ分からんかったけど、入国届けにサインして無い事らしいがペンも持っとらんし、後ろに人がいっぱい列着いとったからそのまま通してくれた!」(※出入国届は二女に全部記入してもらったものの、自署のサインだけは書いて無くて云われた事らしいが、サインが無くても言っても通じない人は入国させてくれるらしい。)
とにかく言葉も通じず訳が分からないままの旅は緊張の連続で、今か今かと待っていた長女の目に入ったのは、グッタリと疲れ切った父の姿と介添え疲れの妹の姿だった様だ。。
滞在中は、今回の旅の目的としていた孫達の住まい・幼稚園などを見て満足。。
持参した豆餅を焼いて孫達と食べ、娘ファミリーがたまに行く和食店の日本酒で気分よく酔っ払い、ローカルの食堂では唯一食べられる中華料理のチャーハンを注文してもらい食事も何とか満足。。
街中を走る二階建て電車(トラム)に乗って日本から進出のアピタ・ジャスコを見に行き、帰りは地下鉄にも乗り、ビクトリアハーバーを往復する船に乗り、ビクトリアピークへ登る登山電車(ピークトラム)に乗り満足。。
二泊三日それも内二日は半日の滞在だったけれど、父が喜ぶ様に妹が喜ぶ様にとあれこれ考えて待っていてくれた長女とファミリーのお陰で、「サンキュー、サンキュー」と言いながら私が思っていた以上に香港での短い日々を満喫していた様だ。。
帰国前には娘達に「今度は台湾か韓国やな!」などとのたまっていた様で、思わず『誰が連れて行くの!?』と二人で顔を見合わせたらしい・・・
帰りの香港空港では搭乗機が予定時刻より遅れて飛ぶ事でイライラしたり、関空へ着いてからは「快速電車で大阪まで行く!」と云って乗継時間を心配する二女の言葉も聞かずに大阪駅まで行き、梅田から夜行バスで東京に帰る二女に見送られ夜行列車に乗るべくホームへと去った様だ。。
香港では、高層ビルの乱立と人種の坩堝の中異国を体感し、様々なエピソードを残し、回りの人全てを巻き込んだ店主の初海外旅行は幕を閉じた。。。
行く前に娘達と「初めての海外で病みつきになるか?もう二度と行かないと云うか?」話していたが、店主はどうやら や・み・つ・き派らしい。。
新聞広告の安いツアーに目を留めずに、う〜んと稼いで豪勢に行って来たら!?