近年にない大型の台風が北陸を通過するのでは?と心配されていましたが、進路もそれて思った程の被害も出なかった様でホッと致しました。(被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。)
その後秋晴れの中、運動会・収穫祭・文化祭・芸術祭と云って休日毎にあちらこちらでイベントがあり人や車が動いている様です。
一昔前、秋と云えば結婚シーズンで休日には紅白の幕を張ったお道具を運ぶ車が街を走っていたり、仏壇参りに婚家先へ入る花嫁姿が見られたものです。
今では、梅雨の季節でもジューンブライドと云われたり冷房のきいた式場では真夏でも式が挙げられ結婚にシーズンは関係なくなってきた様です。
それに伴って結婚式のスタイルも、神前・仏前・教会・人前と多種多様になり新しい方向へといっきに変化していった様に思われました。。
ところが先日の新聞に、『今また見直されている和の結婚!』と載っていました。『最近の晩婚化と改めて本物志向の為か?』との事・・・
金沢では今、昔からの水引で飾り付けられた結納品を交わして、花嫁のれんをくぐり結婚すると云った事が又少しづつ見直されてきているとの事でした。
紙上には残念ながら菓子の事は載っていませんでしたが、結納・結婚式のお茶菓子は「寿せんべい」「千歳」を出し、見に来て頂いた方々には「紅白饅頭」を配って、ご近所には「五色生菓子」を持ってご挨拶に回ればより本物!!
引き出物には「赤飯」と共に「求肥と練り切り餡の大きな鶴亀」など数々の菓子が使われていました。
バブルがはじけた頃から、見渡せばあれもこれも消えてゆき昔話となってしまった様です。
私達菓子屋を営む者が『何とかしなくては!』と考え努力はしてきたとは思いますが、大きな時代の流れの中で諦めてきた様にも思います。
再び見直されてきている中、次代を担う菓子屋の若者に期待しています!!
貴方がせめて15歳若かったら一緒に頑張ろうと云ったのにねぇ〜『云わないかぁ!?』