正月過ぎて『東京が大雪(数センチ)で交通渋滞!』などのニュースが流れていると、毎年の事で人も車も雪対策の当地では「何を云って...」との思いの人々が多いのでは。
20日の大寒も過ぎ、『北陸は本格的な寒さ・・・』となっているのですが今年は曇りのち雨と天気予報に雪マークがつくものの降ってもチラチラ、当店前の道路にも雪は無く今後降っても根雪になる心配はなさそうです。
それでも寒い仕事場には、例年の様につき直しの餅がポリバケツの水に浸かっています。
つき直しの仕事は、水に浸けて少しふやけた頃にカビを落としたり切り分けたりと冷たい水に手をつけての下準備が大変ですが、今年は息子が一手に引き受けてくれ店主は楽をしている様です。
つき直しでは
●餡入り餅にする・・・すぐに配って食べられるので会社などのお鏡直しが多いです。
●のし餅やとぼ餅にする・・・つき直しの超柔らかい餅なので煮崩れや、焼いた時中がとろけ出す事が有り注意が必要。
●具を入れてかき餅にする・・・お奨めですが、寒餅より水分が多いので干した時に豆や昆布など具が落ちやすいです。
「勿体ない!」の気持ちでされる方が多いので、何とか美味しく食べられる様にと店主共々考えております。
店主の片腕の掌ぐらいになり始めた息子の長男も3ヶ月を過ぎ、19日にお宮参りと食べ初めを済ませました。
氏神様の椿原天満宮本殿は何十段も続く階段の彼方にあり、嫁は慣れない着物で前日降った雪が解けてぬかるんだ階段を息子に手を取られながらの寒修行...主役の孫は私の腕の中でスヤスヤと夢の中での初宮詣でした。
食べ初めは、【尾頭付き魚・赤飯・吸い物・煮物・香の物・歯固めの石】を一応並べて・・・
赤飯と吸い物の紅白餅は手前物、魚は張込んで時価?千円の《のどぐろ》と有り合わせの器に並ぶ品々を前に、 五代目の貫禄が漂う孫でした。。
孫バカはさておき、お宮参りや食べ初めのネット情報がたくさんあり、これを参考に行事をする人が多いのではと思います。
年寄りや親に聞いて、その地方その家独特の事がだんだん減ってゆくのではと心配したりしました。生菓子専門店会の栞に食べ初めは載っていましたがお宮参りは無く、金沢では昔あまりしてなかった事では!?
「兎に角、めでたて飲めればそれが何より!」ってか・・・