11月に入ると、厄祓いで使う鏡餅についての問い合わせ電話を頂きます。
厄年は男性25才・42才(大厄)女性19才・33才(大厄)で、今年は『厄餅』年度生まれの方がお祓いとなっています。
25才の厄祓いは、親が子に代わって神に祈って災厄や罪障を除く事を2月4日の節分までに行う事で白重ねの鏡餅を持って行きます。
42才の厄祓いは、当人が行う行事で氏神に神酒・鏡餅(紅白)・するめを供え災厄や罪障を除く様祈るもので、親戚・知人・友人へお供えにした鏡餅にするめを添えて配り厄を担いでもらいます。
『初老の祝い』と云って多数の知人達を招き盛大に宴を催す人や所もあり、石川県でも小松の方では結婚式に次ぐ行事と云われているそうです。
男女共に厄の年頃は心身ともに変調をきたす為注意しなければならず、自分が厄年になったと自覚する事で災いを除くと云った効も有るようです。
又、鏡餅などを配って厄を担いでもらうのも自分にふりかかった厄を一人で負わないで多数の人々に分担してもらい、これを機会に末永く協力助けて頂く様お願いすることでもあり人生の中でも大切なことだと思われます。
『還暦の祝い』 陰暦では干支が60年で一周して元に復すが故、61才で祝う事を云います。
“本掛帰り”とも云って、子供・知人から贈られた赤色の頭巾に赤色のチャンチャンコを着て赤い座布団に座り、赤重ねの鏡餅を飾って祝い親戚や知人に餅を配ったりする人や所もあるそうです。
その他、70才の『古希の祝い』77才の『喜寿の祝い』88才の『米寿の祝い』など子供達が親戚や知人を招いて祝う事がある様です。
考え方ひとつですが、厄を祓って災いがなければ幸い大きな災いが小さく済めば良かったと思えるなら鏡餅を持って神社へ行きましょう!
毎年今頃、厄の事を考え心新たにしてる饅頭屋に災いは来ず!?来ないよねぇ〜