短かった夏も、衆議院議員選挙戦の熱き戦いを最後に終わりを告げ様としています。
国政も政権交代と大きく変わりゆく結果を見て、人々の思いの中で時代は確実に動いているのだと実感させられた選挙でもありました。
ブランドより自分が納得出来る品物を選ぶと云う人が多くなり、続く不況の中では外食より家食となり物事は簡略化でより安い品物が求められる様な、先行きの見えない混沌とした中での商いは不安な事ばかりです。
二年前からホームページを開き、金沢の恒例行事や冠婚にまつわる菓子との関わりについて学んだ事や気づいた事などを拙い文ながらもお伝えして来ましたが、皆様の中で記憶にある事など思い起こして頂けたなら幸いです。。
私達の子供世代に至っては、行事や仕来たりそのものが新しく知った事も多いのではないかと思い、生活文化の継承の難しさを改めて感じています・・・
店主は最近「又、昔の方がいいと云って元に戻る!」と、何の根拠もなく云っていますが昔の事を知らない世代になればどれだけ元に戻るか?
でも、そんな中で残っていく物や事柄が新しい文化として受け継がれていくのではないかとも思い、伝える事の意義や大切さも少しは感じています。
人と人との関わりの中、潤滑油の様に用いられてきた生菓子が今後も金沢の人々の中で息づいていく事を願って止みません。。
その為にも、この厳しい時代を乗り越えて何とか次代に繋げられるよう努力してゆかなければならないと思っています。
古いと思われる行事の中でも、新しい捉え方を求めて・・・
「今まで受け継がれて来とるがは、いい事やしや〜!」と、何時も貴方は云ってはいるけど・・・?