OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで30数年、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 お 菓 子 の 日 ・・・ 』

今日15日は【お菓子の日】です。
 
 平成17年10月に全国菓子工業組合(全菓連)が、『お客様から信頼を得て一人でも多くご来店を頂く』事を目的に「集客用ステッカー」を作成し全国の組合員に『毎月15日はお菓子の日』として配布され始まりました。
 
 当店の様に生菓子を営む店だけでなく和洋菓子を問わずに菓子業界普及の為工夫してお客様へのサービス等でアピールをしてほしいとの事で、今回改めて取り組む様にとの案内がありました。

 そもそも菓子の始まりは?と云う事で調べたところ全国菓子博の時に会場に祀られていたお菓子の神様(菓祖神)、兵庫県豊岡市にある「中嶋神社」の御祭神〔田道問守命(たじまもりのみこと)〕の話が元になっている様です。
 
 この神社は、日本で唯一お菓子の神様が祀られている神社と云われて「菓子上達」や和・洋菓子の商売繁盛の祈願の為に多くの人が参拝しているそうです。
 
 「田道問守」が“常世の国”から命がけで橘の実を持ち帰りこの実が菓子の始まりとの事です。    
 
 また和歌山県海南市にある「橘本神社(きつもとじんじゃ)」も菓祖〔田道問守〕を祀り菓子祖神として崇敬されていて、同じ様な言い伝えがあり橘の木を植えた地と云われているそうです。

 昨年は菓子業界にとっても多難な年でした加えて不況の中、嗜好品である菓子は余程の努力をしないと生き残れないのでは!?と危機感を持っております。
  
 「昔からの味にこだわる!」事をアピールしてどれだけの人にご理解頂けるのか?と不安もありますが、餅を搗く事しか知らない(新しい事はしない)店主は今朝も餅を搗き汗を流しております。。  

  

「酒造神」の松尾神社へは拝みに行ったけどねぇ〜


2009/7/15

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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