今年の桜は開花から満開となるまでが急ぎ足で、10日を過ぎると桜吹雪が舞い、何処から飛んでくるのか当店前の舗道にも桜の花びらが…。
そんな春のひと時、銭屋五兵衛記念館で第二十回銭五俳句大会が開催され、六十名ほどの参加者の前で朗読をするという機会を頂いた。
同人誌「櫻坂」に、五作目から三回にわたって投稿した「銭屋の女たち」の小説がご縁となって今回の依頼で、朗読は初めての挑戦だが自分の作品を読むだけと気軽に引き受けた。
ところが、黙読と音読の違いを思い知らされ、字を見れば理解できるが聞いているだけでは理解できない言葉があることに気付かされた。
何か所も手直しして(これは自分が書いたものなので許可要らず)、年と共に回らなくなった滑舌の悪さに冷や汗を流しながら練習に励んだ。
打ち合わせで2回金石まで店主に送ってもらい、平日の本番には息子に送ってもらい無事終えることができ、仕事が忙しい中でぼとぼと言いながらも見守ってくれた皆に感謝です!
「朗読の 余韻に偲ぶ 残花かな」と詠んでもらったよ!聞いてる…