大学の2次試験で、今日は朝から金沢大学を受験する大勢の人達が、当店前を歩いて行きます。
受験場下見の昨日は、何日かぶりに朝から牡丹雪が舞い降りていたが、昼過ぎには降ったりやんだりで寒い一日だった。ところが今日は青空。
今頃の金沢で道路に雪がないのは珍しく、その分風が冷たいと思いながら見ていると、昨日の下見や今日も親が同伴の受験生が多く、我が子が東京へ受験に出かけた時を思い出した。
この時期は桃の節句で忙しく、ついて行くなんて出来ないのが当たり前と送り出していたが、知らない土地で一人、今思うと心細かっただろう。
昔ほど忙しくないとはいえ週末にはひし餅の注文もあり、店先に例年通りお雛様を飾った。
長女の誕生で里から贈られたお雛様も、我が家で飾られるのは41回目となり、金沢のしきたりで4月3日まで飾り、娘が嫁ぎ遅れぬようにと3日の内には片付けている。
先日、お雛様を二十四節気の雨水に飾ると良縁に恵まれると初めて聞いたので、東京で独り身の次女に今年は間に合わなかったが来年はと思う。
暮れの餅搗きには、姑の片腕となって活躍しているので、願わくば末永く当店の支えとなれる良縁を…。
今年最後となる搗き直しの餅を、店主が網で干してかき餅を作ると云ったが、先日の編み方で干してみた。
二臼半のかき餅を編むのは大変だった。それと干す場所も迷っていたが、冬場は使っていない姑の洗濯竿へハンガーに3本づつ吊るしてかけた。
少したってハンガーの三本が偏ったと姑に云われ、餅が乾き始めると重さがかわり動くので、テープで留めなければならないと気づき、何事も実践して学ぶ大切さを知る。
春休みには福岡から三人の孫達が来るので、丁度食べごろのかき餅を喜んでくれるだろう。
「大変やろ!」言葉はかけても、かき餅編むのを見てるだけ…