今年の夏の土用の丑の日は、7月23日(土)と8月4日(木)です。
「土用」とは季節の変わり目を表し、立夏・立秋・立冬・立春の直前の18日間あまりの期間だそうです。
「丑の日」とは、昔の暦で日にちを(12日周期)12支で数えていた丑に当たる日で、土用の期間に訪れる丑の日が「土用の丑の日」。
先日の丑の日はテレビや新聞で鰻販売のニュースが多く、折込チラシも鰻販売の写真や文字が並んでいました。
しかしながら、数年?も少し前まで金沢の「土用の丑の日」には、夏を乗り切ってと「ささげ餅」と「笹餅」を贈る習慣がありました。
暑い夏は体がだるく食欲もなくなるといった汗をかいての塩分不足を、夏の生菓子で餡の入らない塩味の餅で補って欲しいとの先人の知恵かな。
数年前からは、石川県菓子工業組合青年部が「土用餅」としてあんころ餅の販売を勧めていました。
起源は江戸時代のようで、やはり夏の暑い時期を健康に過ごせるようにと無病息災を願ったものだそうです。
でも、菓子業界がどんなにあがいても鰻の魅力には敵わないようで残念ですが、とにかく元気に夏を乗り切って下さい。。
あんころ餅では貴方の夏は乗り切れないようで…