OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで30数年、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 年 が 明 け て・・・ 』

 


 皆様、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
 
 一日の過ぎるのが長かった暮れの餅つきの日々に比べ、年が明けて三が日の過ぎるのが早いこと…

 おかげさまで暮れの間は心配した雪も大したことなく配達も順調に進み、店主の配達についていた孫息子は、三年生にしては身体も大きく運動で鍛えているので手助けになり、行く先々でお客様に“おてま”を頂き喜んでおりました。
 
 それでも孫二人揃うとふざけ合って狭い店内で騒ぎ、私も久々に声が大きくなり子供達が小さかった頃を思い出し苦笑い。 
 
 例年は30日が忙しさのピークで、あと一日と気持ちを奮い立たせるのですが、ここ1〜2年特に今年は餅を切って欲しいと云われる方と送って欲しいと云われるお客様が増え、餅つきが終わった後の切る作業と宅配の荷造りに追われる29日が忙しく、30日を前にぐったり…。
 
 遠くに住まわれても、馴染んだ味を求めてご注文下さるお客様に感謝しております。 
 
 明けて元旦は予報通りの雪模様で、お手伝いの褒美とお年玉を手に喜んでいる孫達が無事帰れるか心配な状況で、最終便で予約していたのを一便早め慌てて荷造り、雑煮餅・豆餅・昆布餅・草餅・黒砂糖餅と取り揃えた餅と共に小松へ、1時間待ちでようやく飛び立ったと店主から連絡があり、後はネットで飛行状況を何度も見る。

 疲れ果てて帰った店主が、「これで小松に引き返して来ても迎えに行けん」と云うのを聞いて今か今かと待ち、『福岡に到着』とネットで見た時は店主と娘と三人で拍手!予約の便は欠航と出た。

 てんやわんやの始まりだったが、結果よしで先の見通しは明るいかな!?


三が日、一昔前のように朝酒はないけれど飲んで寝て、起きてるのは数時間?


2015/1/4

高鼾の店主の寝顔を見ながら、年初めから私はぼやく…

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