連日の猛暑で夏の生菓子も傷みそうで作るのがためらわれます。
7月1日の氷室の日を前に、6月13日には氷室万頭の考案者道願屋彦兵衛の墓がある誓願寺で参り、15日にはコロナ禍で久々に福祉施設への万頭贈呈が行われた。
店主は無事氷室の日を迎えられるようにと、両日ともに金沢生菓子専門店会の一員として参加していた。
江戸時代に氷室の雪氷を幕府に献上していた加賀藩だが、5代目藩主前田綱紀の時代に万頭が考案され、後に1日は氷室開きの日(氷室の日)として無病息災を願って万頭を食べる習慣が残った。
コロナ禍でお客様の来店が心配された年が過ぎ、今年はひと夏乗り切る健康を願って食べて頂こうと思っていたのにこの暑さ!
万頭より冷たいデザートに手が伸びると思いますが、昔の人の言い伝えは聞いた方がいいような…。
とにかくどんな夏になるかは分かりませんが、お客様が元気に過ごして頂くよう祈って氷室万頭を作っております。。
久々に、うだるような仕事場での作業は、御年の身には辛いのでは!