OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 鏡 開 き・・・ 』

 

 
 今日は小正月と云われ、氏神様の椿原天満宮では左義長が行われているので、正月の飾り物などを下し燃やしに行き、孫娘の合格祈願で祈った。

 仕事場には例年のように、7日を過ぎた頃から寺や会社の下した鏡餅が持ち込まれ、寒の水につけられたポリバケツが並んでいる。
直し餅 直し餅 直し餅
 今年最初の搗き直しの餅は、寺の鏡餅で塩味のとぼ餅と黒豆いりのとぼ餅が10本、午後遅くにどうにか固まって配達。

 今年の正月は暖かかったので、いつもなら冷え込んだお御堂に飾られて固くなるだけの餅が、重ねた所がうっすらとかびていたと寺の人が驚ていた。
 
 これから2週間ほど、かびを落として切って蒸して、垂れるような餅を再生する店主と息子達の大仕事が始まる。   
 
 そんな中、昔金沢の嫁ぎ先で当店の餅を食べた方が、「HPを見て懐かしく食べたくて」と遠方からメールを下さりご注文頂いた。

 毎年正月餅の注文を頂いていたお宅で、いつも特別に塩辛くとのご注文だったが、数年前にご両親共に亡くなられ注文は途絶えていたが、「あの味が忘れられない」との話を聞き店主と姑が昔話をしながら作り、息子にも教えていた。

 「これからも一人一人のお客様に喜んで頂ける仕事が続けばいいなぁ〜」と思いながら、店で私は…。 


貴方が「そんなもの」と言ってる、ぼやきが楽しみだって


2016/1/15

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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