OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

端 午 の 節 句

 

今年のゴールデンウイークも昨年に引き続きコロナ禍の中だったが、お昼時の近江町市場は飲食店に行列が出来ていた。

 1日〜3日迄は石浦神社の春まつりだったが、1日に常連の氏子さん数人が店で赤飯を買われたので、本祭の2日は休んだ。 
    
 石浦神社のまつりは雨が降るとの約束通り2日は雨で、所用で立ち寄った大型店や金沢駅は閑散としていた。

 一日休んだだけで店を開いていたが、以前のように節句だと云ってお客様が並ぶわけでもない。 柏餅 まきだんご
  
 それでも、連休で朝早く買いに来られるお客様が多く、午前中は忙しかった。

 午後になるとばったりで、店の前へ出て商店街を見回すが小立野は本当に静かで、櫛の歯が欠けたように開いてる店はまばらだった。

 柏餅の葉っぱが食べられない事や、まきだんごが金沢では粽と一緒に節句餅と知らない人が多くなり、節句に食べる物も変わるのではと気が揉める。

 昔の金沢で端午の節句は旧暦の6月5日で、今でも6月の節句に柏餅供える人がいて、風呂屋の菖蒲湯もこの日に入ってた。

 柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちなくて、子孫はん栄を意味するので柏餅は縁起の良い食べ物…とか云っても、??と云われそう。。


柏餅は漉し餡入りだけと、一徹が何時まで通るかねぇ〜


2021/5/6

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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