OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

春 爛 漫

 

久しぶりに桜を愛でる。 桜 桜
    
 枝垂桜で名の知れた小立野の慶恩寺、いつも機を逃し桜吹雪を見てがっかりしていたが、この春は娘と孫と連れ立って満開を見た。

 三月最期の土曜日、店の品物が午後早々に売り切れたのを幸いに、桜を見に出かける話となり数年ぶりの花見となった。
  
 この日の兼六園はコロナ禍の中で心配される人出で「車の渋滞で公園下から街中は動けん」と、バイクで出かけた店主が報告。 牛 神社 桜
 
 裏通りを歩いて着いた兼六園横の金沢神社では、娘と孫が遅ればせながら合格の御礼参りをし、撫でれば夢が叶うと云われる牛を見た。

 金沢へ帰る前に、福岡の太宰府天満宮で牛を見て来た孫は「あの牛は黒くて光ってた」と、まだらに苔むした牛に手を差し伸べ難し。

 すれ違いを避けるため、散策路の中央にポールを立て左右一方通行の兼六園では、ほぼ満開の桜を見上げて娘と並ぶ親の背を抜いた孫の姿に、重ねた年月を思い返す。

 出かける事も控えるように過ごした一年だったが、孫達は春を堪能させてくれ、春風と共に去った。。


オンラインで東京の入学式が見られるなんて、災い転じて福となすかな…


2021/4/8

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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