OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 今 年 の ぼ や き 納 め・・・ 』

 

 
 冬至を過ぎると暮れの餅搗きも目の前で、注文の電話や店頭に来られるお客様も増え、姑が店頭にでなくなったのを店主が補いながらの日々…。   米   米
  
 お客様が持ち込まれる米は少なくなったものの、お寺などお供え餅が多い所はいつもの通り米を持って来られ、店主が胸算用(足りないのでは?)の米屋の餅米が届けられ準備は整う。
  
 伝票を書き始めると「やらねば!」との思いも定まるが、今の数日が夜更かしもして一番辛く、店主は忘年会が続き辛いと云う…。
 
 今年は、戦力である東京の末娘が24日に帰沢し、中学生になった孫娘と小学三年生の孫息子が25日に東京から来て、一挙に家族が増える。 
 
 暮れになると餅搗きで人が増えるのを、お祭り騒ぎのように喜んでいた子供達が、今は搗き手や作り手となって欠かせない人となり、見よう見まねで店を手伝ってくれる孫達も欠かせない戦力となり、そのうち老兵は消え去るのみ。
 
 こうして四代目へと継いでゆければ、細々とでもこの地で餅屋を営むことが出来ぬものかと思いながら、昨夜より冷え込んでいく夜が更ける…。


暮れの餅つきに備えてと、飲んで眠れる貴方が羨ましい…


2016/12/23

店主の寝顔を見て、過ぎた日々を思う2016年も後わずか、皆さま来年も宜しくお願い致します・・・

トップへ

OKAMI一覧へ

 

平野屋(別HPトップ)へ