本日は店主の74回目の誕生日で、娘と孫から大好きな清酒を贈られご機嫌だった。
夫の転勤で二年前にドイツに移り住んだ長女が、高校入学が決まった息子と中学二年生になる息子を連れ22日から当店に滞在。
ドイツに夫と高校三年生になる娘を残し4月からは東京で新たな生活となるが、数回経験した転勤と違い家族が離れるのは初めての事。
暮れから正月にかけ高校受験で帰っていた孫息子と娘は二度目だが、もう一人の孫息子は初めて東京で二週間の隔離中に金沢への思いが募ったよう。
その間に、平野屋がいかにしたらお客様を呼べる店になるかと色々考えてくれていたようだ。
中に居てお客様の来店に気付くのが遅い我々のために、店先に呼び鈴を置けばとの助言は店主が却下。
店に出る時にマスクをかけ忘れる私は、ドイツなら罰金だと娘と孫二人から厳しく言われた。
店の名前や営業時間が分からないとポスターを作り、店内の片隅にあった商店街広告で作ったパネルと共に店頭に掲げた。
やっと春らしい生菓子が並んだケースの上に、注文を受ける旨のカードを商店街のパンフレットと共に並べた。
夏休みになると数日間遊びに来て、店先でちょこまか走り回っていた孫達の、見上げるほどに成長した姿が頼もしくもあり、その言葉は耳に痛い。。
これからの若者を前にして、老兵は消え去るのみだねぇ〜