OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで50年経ち、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

推 し 菓 子

 

今日から21日まで、夏到来少し前の二十四節気の一つ小暑で、そして今日は令和7年7月7日の七夕。

 氷室の時には多くのご注文を頂き、朔日の店頭販売も盛況で昼過ぎには完売となり、買い損ねたお客様には大変申し訳ありませんでした。

 例年になく早くからご入用の方が多くて、店主は万頭の販売予測数の判断が難しかったようで、例年より増やしたが足りなかった。 冊子 記事
 
 先日、石川県菓子工業組合より発刊された冊子「推し菓子探そう」で、昨年の氷室万頭を計測撮影した「氷室まんじゅう図鑑」に当店の万頭がありました。
 
 抜粋した店の氷室万頭の断面が載っていて、当店のは一番右側の下から二番目。

 皮が薄くて餡が多いのは薄皮万頭だから、やはり酒万頭は皮が厚くて餡が少なめと、比べてみてあらためて納得した。

 この冊子によると、氷室まんじゅう食べ比べの会があるそうで、価格と重量から始まる独自の計算を参考とし、酒味・餡味・皮味の嗜好点と合わせ順位が付くそうだ。

 食べ比べをする話は何人かのお客様から聞いたことはあるが、ここまでする話は初めて知った。

 店主に見せ「皮の底が厚いのは餡の包み方かな」と、それとなく反省を促したが「餡がたっぷり入っている」と、満足げな顔をされた。

 たかが万頭、されど万頭で、真剣に生菓子を愛して下さるお客様方に感謝して、当店一同気を引き締めて頑張ってまいります。。 


これから長くて暑い夏が始まるけど、老体を労わりながらだねぇ


2025/7/7

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく…

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