日中は暑いのに朝晩が肌寒く、昼は戸を開け放し夜は薄手の掛布団に包まる店主。
今年の夏は猛暑との予報を聞き、冬の敷物の上で真夏の心配をするのもおかしな話で、日本の四季はどうなったのか?
店頭ケースに並べる生菓子も変わり目で、お客様に夏の生菓子を求められる事も多くなったが、旧の節句が済むまで待って頂く。
そんな中で、3年前の11月から売り始めた「量り売りのあんこ」がお客様に認めて頂けたようで売れている。
東京の娘に販売を勧められ、当初は色々理由を付けて渋っていた店主だが、今は店のお客様の声でさっさとあんこを量っている。
お客様に聞く食べ方は様々で、パンや餅と食べるのが一番多いが、娘の様にあんこを食べるのが好きな方も多い。
当店のあんこは、一般に売られているのと違い日持ちが短いが、お客様も分かって買われるので安心している。
少量のあんこを幾つも買われる常連さんから、「友達に分け宣伝している」と言われ、この方の爪の垢を煎じ店主に飲ませたいと思った。
暑い夏でも、冷やしたあんこの美味しい食べ方があるか調べなくては…。
日本酒は何でもいいけど、あんこは家のでなくてはねぇ〜