今年も1月5日からの小寒に続いて、1月20日は寒の入りで2月3日の立春で寒が明けるまで「寒仕込みの水(寒の水)」に浸けられた餅が並ぶ。
七草や小正月で下した鏡餅やお供え餅が例年のように持ち込まれ、寒の水を張ったポリの桶にお客様毎に袋に入れ一週間ほど。
やがて包丁が入るようになった餅を切り分けて再生するが、今年は雪が降って寒さが厳しかったせい(お陰?)でカビが少なく、下準備の息子が喜んだのでは…。
餡を入れた大福や、のし餅やとぼ餅に加工して再びお客様の元に届けるが、なにぶんにも水に浸け柔らかくした餅なので食するのは早めに。
HPに搗き直して食べる事を何度も載せているせいか、今年は山梨のお客様から問い合わせがあったが、工程や加工後の都合で遠方には対応出来ないと丁重にお断りした。
予報されていた以上の降雪で、富山の姪から「娘の成人式なので」と頼まれ送る予定だった赤飯と紅白万頭が、宅配が全て営業停止との事で話し合いを重ねた結果、10日の成人式当日に始発の新幹線で姪が取りに来て、店主が始発のバスで金沢駅に届けた。
姪の娘からお礼の電話があり、父母の愛と周りの人に助けられている事に感謝するよう伝え、バスから降りて滑って転んだが両手の荷物は離さなかった店主に手を合わせた。
ズボンとズボン下が濡れ、パンツが横一直線に破れ、怪我はなし!