OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで50年経ち、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

五 色 生 菓 子

 

今年の連休は前半と後半に別れていたが、最後の振替休日の6日は当店も休んだ。

 連休中には色々なイベントもあったようだが、昨日の街中は宴の後の様相で静かだった。 
 
 節句5日の店頭は、柏餅を買いに来られるお客様が重なり、お待ち頂く時もあったりで、予約が少なくて危ぶんだ店主の予想が外れ、午前中に完売! 
 
 天気予報は外れると文句を言う店主だが素知らぬふりで、「もう少し多めに作れば良かったのに」と息子と二人で悔やんでいた。 五色生菓子

 連休中には、久しぶりに金沢へ来たと言われるお客様が、店頭に飾った五色生菓子のサンプルを見て懐かしがった。

 一人は「蒸し羊羹」が好きだったと話し、連れの方は「いがら」が美味しかったと言われ、暫し五色生菓子の話で時を忘れた。 五色生菓子 五色生菓子

 慶長五年、前田利常の元へ徳川家の珠姫が輿入れする時、前田家御用菓子所の樫田吉蔵が考案した「五色生菓子」が命じられた。

 当店の近くには、珠姫の寺 天徳院があり、今年四月から『デジタルスライドショー』が上映されている。

 この中で、珠姫の輿入れで五色生菓子も紹介されているので、機会があれば天徳院へ足を運んで頂ければ喜ばれます。

 懐かしんで食べたいと希望されるが、五種類揃えるには数が少ないと出来ず、祝い事に注文を受け作る生菓子と、店主はこだわる。。 


包菓子に入れる蒸し羊羹、皆さんに喜ばれてるよ!


2025/5/7

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく…

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