このところ、店主が75歳にして必要に迫られての家事に励んでいる。
私事ながら、昨年の暮れより痛みに耐えていた右手の手術が来月に決まり、術後2週間は動かせないと言われ、店主の特訓が始まった。
姑の自宅介護が始まって以来、以前よりしていた買い物に加え食後の片付けなどを手伝っていたが、私の代行は初めての事。
仕事柄洗い物などは几帳面で、茶碗など溜めて洗うのは嫌だと言って食事中でも洗っている。(酒を飲むと…)
一泊二日の手術で家に居るので、「言ってくれれば何でもする」とは言うものの、なにせ75歳で要領や覚えがなかなか追いつかない。
節句を前に例年通り雛人形を店頭に飾り、ひし餅の注文も頂いた。
卒園式の万頭も包まねばならず、事前に出来る事はすべてしようと思っているが、店主より少し器用な息子が頼りだ。
次期店主となる息子にとって、いずれ来る日の為に覚悟する良い機会かもしれない。
手出しをしないでどこまで我慢できるか私にも自制と寛容が求められ、回復する為の勝負の時と思っている。
一番はお客様に迷惑をかけないように、衰えた頭で色々工夫して乗り切りたい。
横での監督は良いが、何時切れるかとの心配が…