今年も残すところあと僅かとなり、「正月餅注文承ります」のポスターを外していよいよ餅搗きが始まる。
コロナ禍の中で迎える正月を皆どんな過ごし方をするのか、あれやこれやのお取り寄せが宣伝されているが、餅を食べて頂けるだろうか?
そんな心配をしていたら朝のワイドショーで、餅の需要が増えているとの話題が流れ、箸を運ぶ手を止めて聞き入った。
某餅搗きメーカーの型入りの鏡餅が映り、巣籠り生活での彩りに飾るとの話で、新しい考え方を知った。
某餅搗きメーカーの真空パックの角餅が映り、硬い餅をスライスしたりみじん切りにして作る、新しい料理を知った。
今年は本当に大変な年で今までの暮らしがおくれず、我慢やあきらめを強いられ全ての人の生活が変わったと思う。
こんな中でも当店の餅が美味しいとご注文下さるお客様に感謝して、受け継いだ杵搗きで正月餅を作りたいと思っています。
2021年の干支は「丑」で丑の字は、母のお腹から出た胎児が手を伸ばした姿を象り、自分の力で新たに「始める」「握る」意味だと…。
新しい道は次代に任せて、今までと変わらぬ日々が取り戻せる事を願うばかりだ。。
「な〜んも変わらん」そんな貴方の目に余る衰えが…