OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 秋 の 祭 り・・・ 』

 

 
 夏休みも終わり、朝夕に店頭前を学生達が通るざわめきが帰ってきました。   
  
 秋風と共に氏神様の秋祭りが次々と行われ、小立野では9月14日〜16日に上野八幡神社、24日〜26日が椿原天満宮、10月1日〜3日が石浦神社で、地域の祭り「御山まつり」は9月18日に開催され、石曳きを子供達も楽しみにしているようです。
石曳き 神輿
 最近は、氏神様の祭りよりイベントの祭りの方が集まる人が多いようで、「御山まつり」には三神社の他に兼六園にある金沢神社の神主達が揃って神輿に同行します。

 「御山まつり」では当商店街でも舗道に出店を募って、昨年は作りのアクセサリーや食べ物を並べる若い人や、単行本や絵本を並べる人もいました。

 店主は今日、金沢生菓子専門店会の月例会に出席して、いずれも氏神様の祭りが始まる餅屋が、赤飯の注文がないと嘆いていたと云って「世の中そうなったんや」と安心?していた。

 蒸し上げるのが追いつかないくらい赤飯の注文があり、バイクや車におひつをつけ追われるようにお客様の所へ届けていた頃、「小立野は祭りが三回に分かれてていいなぁ〜」と云われていたのに…。

 氏子を守ると云われる氏神様、神様だけは時代が変わっても私達を守り続けて欲しいと祈りを込めて、赤飯を作ります。


積み上げたセイロをのせた蒸し器の前で、汗を流したのも今は夢!?


2016/9/12

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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