桜の頃になると、近所の人々の間で話題になる慶恩寺のしだれ桜を、今年こそはと見に行った。
小立野寺院群にある、真宗大谷派の慶恩寺(きょうおんじ)のしだれ桜は、金沢市指定の保存樹だそうで「金沢桜百景」にも紹介されている。
兼六園の桜より満開が早く、忙しさに紛れ見頃が過ぎて、風に散り積もる花弁や葉桜に何度がっかりしたことか。
霧雨のような空模様の中で訪れると、人影もない小路の突き当りに満開の桜が見えた。
傍によって見上げるより遠くから、山門を背にして寺を守るように枝垂れた桜を見た方が絵になった。
桜を愛でるも、商売柄「花より団子」と「桜餅と花見団子」をInstagramに載せた。
そして、入学祝の祝い返しにと、赤飯や紅白万頭の注文を受けていたが、品々の値上がりで祝い返しが高くつくと息子から指摘された。
言われてみれば、従来のセットより紅白万頭の数を減らす方が多く、贈り先の少人数化と相まってかとも思った。
世の中が変わろうと、入学の喜びは変わらんね!