二月三日は節分で令和4年の厄払いも終わりとなり、例年のように厄餅を供える注文を頂いた。
暮れの餅搗き以上の鏡餅の数で、店主と息子で出来るかと心配していた。
そうした中、東京に住む高校生の外孫が4〜5日学校が休みで「一人で行くから」と言って来た。
姉と弟に挟まれ事あるごとに金沢へ来ていた子で店主と馬が合い、暮れの餅搗きにも何度か来て配達について行ってた。
店主は去年の暮れの配達でお客様に、「何年か前に来ていた坊やどうしてる」と尋ねられ、機会があったら会いたいと言われたようだ。
金沢へは3年ぶり一人で来るのは初めてで、現れたのは店主や息子より大きくなった男の子?だった。
お陰で餅搗きは無事終わり、お寺への配達も暮れに行ったのを思い出したと話していた。
そして、お客様の家へ店主と一緒に行って「涙が出るほど嬉しい」と言われ感激していた。
幼い頃から愛想良しでお客様にも大層可愛がって頂いたが、大きくなってもお土産を頂き喜んでいた。
二人の対面に一番感激したのが店主で、様子を話す目元が潤んでいた。。
涙もろいのは年のせいかな…