OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 地 蔵 盆・・・ 』

 

 
 お盆休みも過ぎ日中はまだまだ暑い日が続いていますが、夜になると虫の声も聞こえ風も心なし涼しく感じるこの頃です。   
   地蔵  
 そんな中、小立野地区にある地蔵尊のお祭りが行われ、地域の子供達やお年寄りがお参りに集まっています。

 小立野四つの地蔵盆「真行寺厄除地蔵」「善光寺坂地蔵」「笠舞石堂地蔵」「下馬地蔵」では、子供達にお土産も用意されています。
地蔵 地蔵
 当町会には下馬に地蔵尊の祠があり、24〜25日の盆祭のためにテントの小屋が建てられ、夜になると天徳院のお坊様の御詠歌とお経があがり、近所の人達が参っていました。

 天徳院には門の横に「出世地蔵」があり、当店では下馬地蔵と共にお供えの饅頭や餅をご注文頂いております。

 人は古来より、街角や路地などに手を合わせ子供達の成長や交通安全・商売繁盛を願い、そこに地蔵が祀られたそうです。

 特に「下馬地蔵」は、文禄元年(1592)前田利家公金沢城築城の巨石を戸室山から引出す工事の平安無事を祈って、住民の手で地蔵堂が出来、元和9年(1623)地蔵堂の所を下馬として鎮守祠を設け腰掛け所を造り「下馬先」と呼んで殿様さえ馬から下りて参詣したと云われています。

 それから四百数十年、住民の鎮守として信仰篤く、地蔵講の人達によって祭祀は当地で盛大に続けられているのです。


昔は、町会にもひとつの地蔵尊盆祭があり、貴方はそっちでお供え物貰ったとか…


2016/8/26

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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