かってないほど暑い日が続いた金沢でも、今週明けから朝晩過ごし易くなり一息ついています。
10日の夕方、小松空港まで二人の孫息子を送った店主は最後の試練として、折り返しの飛行機到着50分待ちで、搭乗口にて客室乗務員に二人を委ねて飛び立つ飛行機を見送り、帰り着いたのは9時過ぎ…。
嵐の去った静かな部屋で遅い晩酌を久々にゆっくりと、疲れと安堵で酔いも早く、扇風機の風も心なしか涼しく「今夜はぐっすり眠れそう」と云う。
それにしても暑い中、扇風機3台も頑張ったが、孫達も昼は動きが止まらず、熱帯夜で眠れぬ大人が羨んむ程の熟睡で、食欲も旺盛と一回り大きくなって帰った。
靴擦れで足が痛くなったのを最後に、五年近く山登りから遠ざかっていた店主も、「どうしても白山へ登りたい!」との孫の思いにほだされ三人で白山へ。
7月28日夜に20個のお握りを持って別当出合で車中泊、眠れなかったと云う店主に「じぃじの鼾がすごかった」と云う孫…。
時折ガスがかかる天候で、景色を楽しむ事は出来なかった様だが、荷揚げのヘリコプターを間近で見たり、他の登山者に声をかけて頂いたりと楽しかったようだ。
頂上は天候と体調を考え諦めさせたが、黒ぼこ岩の所で、雪渓とガスの切れ目から見えた頂上をバックに記念写真を撮り、帰りは店主の手を離さない二男と、リュックにぶら下がる長男に助けられ?下山。
白峰で温泉に入り汗を流して夕方に帰宅、長男は登れると思っていたが、当日の登山者中最年少の二男も歩き通したようで、甘えん坊の末っ子に自信がついたようだ。
翌日から足を引きずる店主と、座るのが辛そうな長男の横で二男は平気で、日毎に痛みが増す店主に、二日目には良くなった孫。
プールやキャッチボールにと連れ回された店主は三人の中で一番日焼けし、店主が好む魚や枝豆を美味いと食べ、夕方には数個残った店の餅菓子を美味いと食べてる。
勉強はしなかったが、図書館や美術館にも行って、何よりも店のお客様を、心を込めて丁寧に見送る姿には私が学ばされた。
店主を筆頭に高齢者三人にとって、今年の夏も暑さと共に忘れられない年となり、疲労回復の涼しい夜に感謝…。
白山へ二人を連れて登れ、まだ大丈夫!?