OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで50年経ち、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

お 雛 様

 

数日前のニュースに、初夏のような東京と雪が降り積もる北海道が映り、日本列島の北から南を改めて実感した。
    
 三寒四温の季節とは言え、寒暖差が身に沁みるのは年のせいかとも思う。  雛人形
 
 一年ぶりにお雛様を店頭に飾ったが、内裏様は二人共相変わらずの可愛さで、今年49歳を迎える長女の初節句が思い出された。
  
 当時は、正月餅の搗き直しが済むと寒餅の注文が入り、引き続いてひし餅と商いが忙しく、3月3日に慌てて飾った事もあった。 

 幸い金沢では雛祭りを旧暦の3月3日にする人もいたので、家もお雛様は4月3日まで飾り、それは今でも続いている。 ひし餅
 
 最近は早くから真空のひし餅が売られているが、節句の祝いとして進物するには作った日の餅が良いと思っている。
 
 でも、お雛様にお供えするには真空パックが良いかと思ったりもするが、昔気質の店主は…。
 
 年月が過ぎ、お雛様は変わらないままでも良いが、店主は世の中の移り変わりに順応していってほしい。。


雛祭りのオルゴールが鳴らなくなって、飾ったの見てないでしょ!


2024/2/27

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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