10月に入ってから、新聞やテレビでハロウィンの報道を度々見かけた。
いつがハロウィンの日なのかと聞く店主に、曖昧に答えていたが調べると10月31日と分かり、「死者を祭る日」と知った。
キリスト教の「万聖節」の前夜で、秋の収穫を祝う一年の最後とかで、いつから日本で流行るようになったのか?
今までは10月に入ると家々で行われていたのは報恩講だった金沢でも、ハロウィンの仮装行列が街を賑わしたそうだ。
報恩講とは浄土真宗の開祖親鸞の忌日(陰暦11月28日)を最終日とする7昼夜に亘る、祖師への恩に報い恩返しを行う法会のことだそうですが真宗王国と云われるここ金沢で『ほんこさん』と云われ大切に受け継がれています。
浄土真宗のお寺では紫や白、赤や黄や緑が縦に並んだ幕や旗が見られ、家々の報恩講と同じ様にお寺でも報恩講が営まれます。
家々では仏壇に丸餅を供え仏花を飾り、お坊さんに包んだ丸餅を持たせるので、当店などの餅屋に注文される。
寺では本尊の前に飾る餅を餅屋に注文する。のがこれまでの報恩講だったが、餅は硬くなるので後の始末が面倒と云われ始めて…日本の秋の風物詩は何処へ。。
「お寺も大変や」と、同情する前に自分の商いを考えたら!