今日は二十一節気の芒種との事で、北陸地方も先日梅雨入り宣言がされました。
五月後半から暑い日が続き、日中は真夏を思わせるように暑く夕方になると涼風が流れ梅雨を迎えず「夏!」なのかと思っていました。
ケースの中に夏の生菓子を並べ、旧の節句が終わる頃まで作っている「まきだんご」のポスターの横に「夏の生菓子」を始めたと書いた紙を貼って、店にお寄り頂ければと思っています。
五月半ばから「デパートの中元商戦始まる」と報道があったり物事が早く早くと気ぜわしく、周りを見回しても季節の感覚が麻痺したようなことばかり…
せめて当店は季節にあわせてと、青々と新葉も出そろった笹を採って笹餅やくず餅に使っています。
ささげ餅も今では「これは何?」と聞かれることも多くなり、「作るのをやめた」と同業の生菓子屋さんから聞いたり時代が変わったのを実感するこの頃です。
真夏のような陽射しで歩く人もまばらな前の通りを見て、店頭の生菓子が夕方までに売れてゆくか一喜一憂の日々を過ごしています。
貴方が笹を採りに行かない夏なんて、考えられない!