三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。
『 レクリエーション と 盆 踊 り ・・・ 』
石川県内に爪痕を残した台風21号が去り、今日は北海道で未明にかけて震度7の地震があった。
自然界の成すことに逆らうことは出来ないが被災地の様子を目にすると、台風一過の朝夕の涼しさに身を置くことを申し訳なく思っている。
先の事も知らない8月最後の日曜日、例年は秋に行っていた町会レクリエーションを、今年初めて下馬広場で『BBQ』を行い大勢の町民が参加した。
企画の段階で近所で飲食店等を営む若者達から、横で『DJ盆踊り』を開催したいとの申し入れがあり、内心の不安を抱えながらも町会長の店主が賛成した。
街中の広場で開かれる『BBQ』と『DJ盆踊り』、午後3時過ぎから集まってきた町民と親子連れの若者達。
伝統の『下馬地蔵講奉納盆踊り』を三年前から休止?しているが、本来なら盆踊り定番の唄が流れる広場でDJの誘いに乗った子供たちが軽快なリズムで踊り、炭坑節の振り付けをアレンジした踊りを若者に馴染みの歌で人々が踊っていた。
県内初の『DJ盆踊り』だとテレビ局の撮影があり、店主も様子を見ての思いをインタビューされていた。
町民の為に用意したテーブルも、町民と若者や親子連れ入り乱れての集いとなったが、見に来た近隣の人たちからは「賑やかでいいがいや!」との声も聞かれ、大勢の人が集まると心配していた事故やもめごともなく、ほぼ喜んで頂けたことに店主は胸をなで下ろしていた。
来週からは近隣の神社の秋祭りも順次行われ、敬老の日や秋の彼岸と続くことで、暑く長かった饅頭屋の夏休みも終わりを告げる。。
昔の盆踊りでも、貴方は炭坑節しか踊れんかったやろ!?
2018/9/6
高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・