7月1日の氷室を前に6月23日、今年54回目で恒例となっている、市内養護施設へ氷室万頭1290包みを配った。
これは、金沢生菓子専門店会と金沢地区製餡組合の会員が寄贈しているもので、年々会員が減少しているが何とか続けてゆきたい行事と思っているようで、店主も連区割り当ての氷室万頭を持って出かけて行った。
翌6月24日は、これもまた恒例となっている金沢市役所を訪れ、山野市長へ氷室万頭を贈った。
こちらの方は、金沢生菓子専門店会会長と石川県菓子工業組合理事長と同金沢支部長が出かけられたようだ。
氷室万頭は生菓子専門店会加盟店だけでなく、県内の菓子店やスーパーでも売られるが、最近は6月も半頃からスーパーなどに「氷室万頭」と云って並べられ、お客様に「何時が氷室?」と聞かれる事が多い。
氷室万頭はやはり、予約は受けても販売は6月末で7月1日の氷室を迎えた方が、金沢の伝承行事として良いのではと一人思う…。
金沢市役所へ行った方が、「金沢しぐさ」と書かれた小さな栞を店頭に置くようにと届けて下さり、中には季節の行事菓子として「福梅」「金花糖」「五色生菓子」「氷室万頭」が紹介されていた。
「金沢しぐさとは、金沢の人が昔から伝えてきた、人への優しい心くばりやしぐさのこと」と金沢市で登録しているそうです。
数年前、二晩寝ないで氷室を迎え、作り終え飲んで寝てる貴方に苛立った