照りつける太陽を恨めしそうに見ていた暑い日々が、降っては止んでの蒸し暑い日々と変わり、やっと朝晩が涼しくなった。
それでも停滞した雨雲が去らないのか、天気予報は傘マークばかり。
どうにか涼しくなったので、店主が出席する町会連合会会合に使うと、包み菓子の注文が入った。
何分にも、この時期に作っている生菓子は限られていて(いつでも種類は少ないが)、どうにか菓子皿に並べた。
まとまった数だが、夕方までにと慌てずにいたが、午後から来た孫息子に手伝わす事にした。
長い夏休みも後半に入り、「宿題終わったんか?」と聞いても分かったような分からないような顔でいた孫は、手伝いに目を輝かせた。
日頃から、レゴやプラモデルなど製作が好きな孫は、最初は菓子皿に並んだサンプルを見て、「俺ならこうする」と生意気にもダメ出しをしていた。
それでも納得すると手伝い始め、元来器用な事もあり店主より上手く出来る。
「俺が手伝って良かったか」と聞く孫に、「じぃじより良かったよ」と言うと、照れくさそうに納得していた。。
一人衰えても、一人育ってゆくんだねぇ〜