六月に入り店頭に夏の餅菓子「くず餅・笹餅・ささげ餅」を並べて、当店もケースの中は衣替え。
店主は夏の一番大切な仕事、今年初めての笹取りに田上遊園地裏山ヘ…。
遊園地裏山は金沢大学角間キャンパスに続く道筋で、毎年ここから始まり奥へと進む店主は、大学地域の整備と共に笹の生育区域が狭まり最初の笹を見つけるとホッとするとか。
店頭ケースはこの時期が一番品揃えよく、まき餅も小豆ときな粉両方があり、笹餅やささげ餅と共に餡子の入らない塩味のきな粉のまき餅が売れている。
店に夏がやって来たのと一緒に、同人誌「櫻坂」21号が届けられた。
今回私は、「銭屋五兵衛の長男の嫁きわと孫娘千賀の物語」を綴り、何時も(無理矢理)読んで頂く方達に届けて暫しぼんやり時を過ごしているが、氷室が近ずいて来る…。
現実の商売と歴史の中での空想、メリハリのある日々を過ごす事に満足?しているのを見て、店主は今一つ理解出来ないのか「寝た方がいいに」と労わって?くれる。
あくせくする私と、鼾をかいてる貴方、時は平等に刻む…