OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

秋 め い て…

 

シルバーウイークは秋の彼岸でもあり、敬老の日や中秋の名月とすっかり秋めいた。
 
 朝晩すっかり涼しくなって、タオルケットが飾りだった店主も朝方には包まっている。 満月 
 
 21日は中秋の名月で、8年ぶりに中秋の月が満月だった。が、店頭に月見団子は並ばなかった。
 
 金沢も雲のない夜空に煌々とした満月が輝き、月を見て手を合わせ、日本人である事をしみじみ思う。 花  花 
 
 彼岸の店頭に並べたおはぎも売れ、墓参りにと訪れた寺に、真っ赤な彼岸花が咲いていて秋を感じる。
 
 そして今日、日曜には珍しく早起きをしたので、ぐずつく天気の中、加賀橋立の北前船の館を訪れた。
 
 北前船で海を航海し、莫大な富を得た船主の家が残され、名残の名品の数々が展示されていた。
 
 船主が多かった橋立は「船主のふる里」と呼ばれているそうで、残された家が数軒ある道沿いに芙蓉の花が咲いていた。

 たわわに咲き誇る芙蓉の花に、朝方降ったと思われる雨露が光り、月や花に秋の深まりを…。  


豪商と呼ばれずとも、もう少し商売に活力を!


2021/9/26

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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