7月18日、鼠多門と鼠多門橋が完成した。
金沢城内にある玉泉院丸と、現在は尾山神社となっている金谷出丸を結ぶ出入り口として、江戸時代に使われていた鼠多門とその間に架かっていた鼠多門橋が復元された。
金沢城公園西側で、3年に渡り行なわれていた発掘調査が終わり、2018年度から着手された復元工事の完成。
幾度も大火に見舞われた金沢城の中で、この門は明治17年に焼失するまで250年間存在し、城内の数ある門の中でも藩政期に一度も焼失しなかった門と云われる。
既に復元された石川門、橋爪門、河北門は、石垣の上や台地の上に通路があるが、鼠多門は石垣の間に通路があり、石垣の上に一階、二階がある構造で、全国の城門でも唯一の黒漆喰を用いた門と聞く。
三御門の枡形門とは異なる、二層二階の櫓が建つ単体の門として完成された。
そして鼠多門橋は、現在は道路となっている尾山神社裏が、江戸時代はお堀で橋が架けられていたのを復元。
市道のため大型車両が通行出来るよう、橋の高さが尾山神社側で当時より2m高くなり、6基ある橋脚のうち2基の位置だけずらして復元された。
そのため尾山神社側には高低差があり、階段とスロープが整備されスロープ途中に眺望スポットもある。
22日から国の観光支援事業「GoToトラベル」が始まり、金沢も久々に賑わいが戻ったようだが小立野にまだ恩恵はない。
でも新たな城下町巡りとして、金沢城公園から鼠多門橋を渡り尾山神社へ、そして長町武家屋敷跡界隈へのコースが完成したようだ。
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静かな小立野で、静かに商っていては乗り遅れるぞ〜