OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで40年を過ぎ、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 旧 の 節 句 ・・・ 』

 

      
 夏を思わせるような日があるかと思えば、かたずけた服を出して着こむような日が続いたり、体調管理が大変ですね。
 
 GWも終わり5月も半ばになると、笹餅やささげ餅がないかと云ってケースを覗かれるお客様が来られます。 ケース

 ケースの中には定番のえんどう餅と草餅に並んで、旧の節句までと柏餅と小豆ときな粉のまきだんごが並んでいて、がっかりして帰られます。
 
 ここ数年前から、旧暦の節句が6月だと云っても分からない方が多くなりましたが、加賀の温泉の菖蒲祭りは6月で、我が家も菖蒲湯に入るのは毎年6月5日。 まきだんご 柏餅  
 
 当店では昔からの習い通り6月の節句まで柏餅やまきだんごを作り、その後に今年も大きく育った笹を採ってきて笹餅を作り、葛餅を笹で巻き、ささげ餅も作り夏の定番を並べます。

 いち早く季節ものを召し上がりたいお客様にはお待たせしますが、生笹にこだわり夏物は6月にならないと作らない店主をご理解下さい。


売れないとぼやきながらも、決め事にこだわるねぇ〜


2018/5/23

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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