新幹線開通までの、カウントダウンもあと数日…。
2月後半から大学の入試に向かう、若者や付添いの親達がぞろぞろと当店前を通り過ぎるのを見て、いつものように健闘を祈った。
3月1日は金沢美術工芸大学の卒業式で、例年のように仮装に工夫が凝らされて新幹線の長い胴体の仮装には驚いた。
3日の雛祭りの4〜5日前に飾ったお雛様は、金沢の昔を忍んで例年通り旧暦の4月3日まで飾ろうと思っている。
店頭には月並みの品としてさくら餅も並んだので、店頭ケースも少し春らしくなったようで、ケースを開けると桜の葉の香りが漂いお客様に喜ばれている。
新幹線開業日には孫の通う保育園の卒園式が行われ、卒園祝いの紅白万頭の注文を受けており、一番列車が発車の頃は万頭作りに追われいると思われる。
前を通って入試に行った若者達が「桜咲く」の便りを受けて、晴れやかな姿で再び当店前を通る日が待ち遠しい…。
お雛様は飾られて四十年、呑んだ寝顔を見て四十一年、お雛様は変わらねど…